下野新聞の文化欄に漆の技法のひとつでもある金繕い・金継ぎの 仕事が掲載されました。 陶磁器の破損、割れ、欠けなどを、 古くからの金繕いの技法で修理・修復のご依頼を承ります。 金繕いの金額などは 破損の程度、純金の相場の変動などにより 現物を拝見して査定させていただきます。 どうぞ、お気軽にご相談ください。 漆芸 宮原 隆岳 お問い合わせ電話番号 028-635-0131 下野新聞の記事内容を以下に掲載させていただきます。 --------------------------------------------- 2O11年(平成23年)4月24日(日曜日) 下野新聞 文化欄 「金繕いで器の修理を」 東日本大震災で大切な器が壊れてしまった、という家庭もあるだろう。 陶磁器の修理では古くから、漆芸の技法による金繕い・金継ぎが行われている。 こうした修理を一般の人たちにも知ってもらおうと、 宇都宮市の漆芸家 宮原 隆岳さん(63)、楓翠さん(37) 親子は、個展の場で修理相談を受け付ける。 金繕い・金継ぎは、欠けたり割れたりした陶磁器を漆で接着し、 漆芸の絵付けと蒔絵の技法で継ぎ目を隠す金の装飾を施す。 美術品や料理店の壊れた器の修理などに用いられている。 宮原さん親子はこれまでも、美術商などの依頼を受け、金継ぎ・金繕いを実施してきた。 自分でやってみたい人向けのDVDも出した。 「金繕いは物を大切に使うという日本の文化」と隆岳さん。 目隠しの装飾は新たな景色を作り出す。このため技術を要し 「漆も土も焼き物も分かっていないとできない」という。 2人はこれまで、一般からの修理依頼は受け付けていなかった。 しかし大震災後、壊れた器の修理を依頼された美術商や陶芸家から、 宮原さん宅に問い合わせが相次いでいることから、一般からの相談を受け付けることにした。 隆岳さんは「繕いにはそこに込められた大切な思いがある。 この機会に修理したいという人に足を運んでほしい」と話している。 隆岳さんの個展は5月7日から同15日まで、日光市山内のギャラリー蓄音機で開かれる。 螺鈿の時計をメーンに、根来塗の食器や卵殻の茶器など約100点を紹介する。 楓翠さんの個展は26日まで、東武宇都宮百貨店美術画廊で開かれている。 螺鈿や銀などで異なる質感を表現した箱や、食器や茶器、初披露の掛け時計など約100点を展示している。 |